2011年5月8日日曜日

世田谷美術館に「白洲正子」展を拝見しました

 一昨日に世田谷美術館に「神と仏、自然への祈り白洲正子」展を拝見しました。早朝に那須を出て、10時半頃には、着くことが出来ましたが、その時間でもかなりの人だかりで、現代のなかで白洲正子の人気を伺うことができます。小田急線の成城学園前からバスで砧町で降り、10分ほど歩きましたが、結構歩いた印象がありました。

 展示内容は、丁寧に彼女のあるいた美の追求の道をご紹介するもので、彼女の著書等を拝見すると彼女のもつ美意識や感性の鋭さそして気性等もこの展示会の説明と重なってよく知ることが出来たように思います。日本では、自然宗教「神」と仏教「仏」とが融和して、日本独自の宗教観に至ったといいます。それが日本独自の神・仏だといいます。
 彼女の愛した能の世界は、舞台で拝見したこともなくわかりませんが、その美に対する修行と感性の磨きと一女性白洲正子固有の物ではありながら、知れば知るほどに勇気を頂戴するのを感じました。

 「和美との生活」として、提唱させていただいておりますが、自分の生き方を律するものとして、更に実践して行きたいと思います。幸い少しの庭木石もあり、30数年が経過してはいますが、和風の家があります。日本の古今を問わず美的なものを美に諮りながら生活空間に取り入れて行きたいと感じました。白洲正子が、青山二郎や小林秀雄から鍛えられたものに、自分の主張が自分が納得したものかどうかのようです。

 現在の100円ショップに代表される物品と骨董工芸美術品についてもコメントで、「日本人は、そんな馬鹿じゃないよ、必ず日本本来の美を感じ戻ってくるよ」といった物がありました。私は、より懐疑的ですが、彼女の仰ったことを願っています。
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